暖房費はずいぶんかかるものですな。暖かい寒いなんていうのは、なかなか仕事に影響を与えてしまうものですが、とりあえず冷暖房費節約作戦に出てみたろとおもた。
かつて良寛さんは雪の降り積もるあばら家の中で、薪を炊く金もなし、自らが書き物をしながら書きそんじた紙を背中にそっと入れ、その1枚2枚の薄い紙に暖かいという思いを感じながら暮らしてはった。
私もやったるでと、とりあえず、でけるかぎりぬくい格好、シャツ、カッター、チョッキ、セーター、ジャンパーと総動員、だるま大使のごとくころころ状態で、暖かいお茶を飲みつつ暖房はつけない。
さて3月の春の日差しが出てくるまで、生き延びられるだろうか。はるかかなたより、良寛さんの声がする。「あまーい、何があっても生きなければならぬのじゃ」